こんにちは。同人サークル「暁月公民館」館長の”暁 けーな”です。さて、「館長が綴る」と題しております。このシリーズでは、「暁月公民館」のサークルとしての活動記録や裏話、創作中に考えてることなんかを綴っていく予定です。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、第1回のテーマは「商店街のイベントに出店した話」です。去る2024年5月12日、私は「本ぶらサンデー」というイベントに出店いたしました。このイベントは、奈良県最長の商店街である「天理本通り商店街」を舞台に、ハンドメイドなどのフリーマーケット、キッチンカー、ワークショップが立ち並ぶ催しです。
長い歴史を誇る天理市の商店街。昭和の匂いが漂う素敵な空間です。ただ、残念なことに店を畳んでしまい、開かずのシャッターとなってしまっている店舗が増えつつあります。そんな商店街が少しでも盛り上がればと思い、今回のイベントに参加しました。
今回のイベントですが、今まで私が参加してきた「同人即売会」とは違う世界でした。商店街という空間だからこそ生まれる良さがあったように思います。
まずは、「客層の広さ」でしょうか。通常の同人即売会はイベントホールなんかで開催します。中に入るだけで入場料もかかります。ですから、同人即売会にわざわざ足を運ぼうとする人しか訪れません。必然的に若年層が多くなり、サブカルチャーに興味がある人ばかり集まります。
対して「本ぶらサンデー」は商店街の中。入場料もかかりませんから、客層は驚くほど幅広いものでした。通りすがりの学生・地元の方々。イベント目当てで商店街を訪れたらしき方々も、ファミリー層が中心。即売会ではほとんど見かけないシニア世代の方々も沢山お見かけしました。
今までのイベントでは出会うことが無い方々に、私の作品を手に取っていただき、お迎えいただいたことができました。これは同人即売会にはない、地域のイベントならではの魅力でしょう。
また、先程も綴りましたが「天理本通り商店街」自体が素敵な空間です。昭和レトロなお店が多く残ってます。喫茶店は、一昔前のドラマみたいな世界観に入り込めます。何度か入店してるのに写真撮っておけばと後悔しています。ここでお見せできたのに。
出店中、即売会に参加しているというよりも、レトロな商店街の店舗の一つになったような感覚でした。同人即売会とは違い、時間は穏やかに流れます。ゆったりと道ゆく人々に自分の作品を見ていただく。なかなか無い経験でした。また何処かで地域のイベントがあれば、是非参加したいですね。自分の性格柄、同人即売会よりも肌に合っているかもしれません。
最後になりますが、「本ぶらサンデー」運営に携わった方々、本サークル「暁月公民館」までお越しいただいた皆様に感謝いたします。ありがとうございました。
それではまた。次回の記事でお会いしましょう。